セキレイの巣

ブログのネタ探しをしている私に事務職員Nくんが教えてくれました。「そういえば、鳥の巣がありますよ。」施設本館の2階、排煙窓の網戸の上にありました!ありました!この写真を撮るためにお隣の新棟のベランダから柵を超えて、我ながら猿飛佐助のようでした(^^;

頑張って撮影しましたが、よくわかりませんね...(・_・;)何となくセキレイの特徴でもある尾っぽが見えてるような気もします。このセキレイ、古く『日本書紀』の神代の項に出てくるそうで、神代の昔、天地は混沌としていたが、やがて、そこから神々が生まれ、その最後にイザナキノミコトとイザナミノミコトの兄妹が生まれた。イザナキとイザナミの二神は、セキレイ(鶺鴒)が首と尾を盛んに振るのを見て、子孫を殖やす道を学び、最初の島を造った後、結婚して大八洲国(日本列島)を造り、また、天照大神などの様々な神を産んだとあります。それで各地では、子作りの神様、また神様のお使いとして大切にしてきたとのこと。福島県には「家に巣を作ると喜びあり」と言い伝えがあったり、他の地方でも、群馬県では「庭に巣を作ると子福者になる」や広島県では「母屋に巣を作ると家が富む」、宮崎県では「家に巣を作れば家畜の繁殖や健康の兆し」などといって、セキレイ(鶺鴒)を吉兆の印として取り扱っているようです。これは大切にしなければ!(^^)!